グラスホッパー

「グラスホッパー」を観ました。

グラスホッパー – Yahoo!映画

1.はじめに

みなさんはハロウィーンが好きですか?

わたしは、あまりピンときません。

いつの間にか、ハロウィーンという行事が日本を侵食していることに、ビックリしています。

仮装をして騒ぐ若者を、鼻くそをほじりながら屁をこいて、テレビで観ています。

今回は、ハロウィーンの日に起こった事件から人生がくるっていく男の物語“グラスホッパー”です。

2.あらすじ(妄想スパイス入り)

「ハッピーハロウィーン」

世間は浮かれています。

スクランブル交差点には、モンスターに扮した若者たちがたくさん歩いています。

その中で、信号待ちをしている女性がいます。

百合子です。

そして、彼女に近付く小さいモンスターがいます。

ジャック・オー・ランタンです。

「お菓子をくれないとイタズラしちゃうぞ!」

「それは困っちゃうなぁ」

百合子はカバンの中を探します。

しかし、お菓子が見当たりません。

「イタズラしちゃうぞ!」

ジャックは「トリックオアトリート!!」と言い残して去っていきました。

ポカンとする百合子。

その時、携帯が鳴ります。

携帯の画面を見てがく然とする百合子。

豊臣秀吉からの着信です。

あわてて電話帳を確認します。

なんと、携帯の電話帳の名前がすべて歴史上の人物に変えられています。

なんて高度なイタズラ。

お菓子をあげなかっただけで・・・。

今度は、伊能忠敬から電話がかかってくるのです。

3.感想

おもしろかった。

原作を読んだことがありましたが、かなり前すぎて内容がうろ覚えでした。

だから、あらためて楽しめました。

この物語は『復讐』がテーマです。

キャラが薄い主役の鈴木。

彼は、婚約者の百合子を事故で亡くします。

そして、その事故の黒幕の寺原親子に対して復讐を開始します。

鈴木は『THE平凡』です。

殺し屋のキャラを引き立たせるために、わざと平凡にしているのでしょうね。

次に鯨です。

彼は“自殺屋”と呼ばれています。

NARUTOに出てくる瞳術みたいな能力を持っており、「自分の中の罪を思い出せ」と催眠術にかけます。

そして、罪悪感を沸き起こさせて、自殺させるのです。

彼は、殺した相手の亡霊に悩まされていました。

その筆頭が父親です。

虐待をされていた鯨は、15歳の時に父親をビルから突き落として殺します。

その時に、この能力を身につけたようです。

常に亡霊に悩まされる鯨。

彼は、父親を殺して手に入れた能力を使って殺し屋をする事で、自分を正当化しようとしていたのでしょう。

父親を殺したことは正しかったと。

ずっと父親に復讐をしていたのです。

そして蝉です。

彼は、ナイフ使いの殺し屋です。

岩西という相棒が仕事を受けて調査をし、彼が実行をするスタイルでした。

蝉は左耳の耳鳴りに悩まされています。

その耳鳴りは暴力を行うと止みます。

そして、もう1つ止む方法がありました。

それは岩西とくだらない話をしている時でした。

多分、蝉が生きていると実感している時に、耳鳴りが止むのでしょう。

蝉は“生”を感じようとしていたのです。

殺しをした後は、シジミを買って泡を見ているというのは、まさにそのままです。

シジミの呼吸を見て生を感じるのですから。

そんな彼に事件が起こります。

鯨によって岩西が殺されてしまうのです。

蝉は鯨に復讐をするため対峙するのです。

鯨VS蝉は同士討ちになりました。

鯨は、寺原会長を最後にすると言っています。

これが終わったら自殺をするつもりだったのかもしれません。

精神が限界だったのでしょう。

蝉は、岩西を亡くし、自分の生を感じられなくなりました。

だから、2人で転落死という結末は、運命だったのかもしれません。

亡霊になった2人がどこかホッとしているのは、殺し屋として生きていくのが辛かったのでしょう。

最後に“押し屋”こと槿です。

彼は、生きているのか死んでいるのかわからない雰囲気でした。

まさに業を背負った男です。

吉岡秀隆は上手かったですね。

あの奧さん役をした彼女が言っていた『今回のために寄せ集められたチーム』というのは、初めの事故の被害者家族だったのかもしれませんね。

彼らが、槿とあの生徒に扮した女の子の殺し屋に依頼をしたとも考えられます。

何にせよ鈴木の復讐は、自分の意図しないところで実行され、心が救われたのならば良かったのかもしれません。

この『グラスホッパー』の続編に『マリアビートル』があります。

こちらの方も数年前に小説を読みました。

わたしはマリアビートルの方が好みだったと記憶しています。

こちらも映画化してくれないかな。

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