クリード チャンプを継ぐ男

「クリード チャンプを継ぐ男」を観ました。

クリード チャンプを継ぐ男 – Yahoo!映画

1.はじめに

みなさんは世代交代を目撃した事がありますか?

わたしが思い出す世代交代といえば千代の富士と貴乃花かな。

ワールドカップやオリンピックも、4年に1回なので、若手と思っていた選手がベテランになっていてびっくりする事があります。

時の流れは早いものです。

今回は、ボクサーの世代交代を描いた物語“クリード チャンプを継ぐ男”です。

2.あらすじ(妄想スパイス入り)

1998年カリフォルニア州ロサンゼルス。

少年院内にブザーが鳴り響きます。

「緊急事態発生!」

職員が走ります。

フロアに入ると、その中ではケンカが起こっています。

2人の少年が殴りあい、それを取り巻く少年たちがはやし立てています。

片方の少年が馬乗りになり顔面パンチを見舞います。

下になった少年は、TKシザースからマウントポジションを取り返します。

そして、下の子の脇に膝を差し込み、左肘を両手で取ります。

そのまま右足を相手の顔の上にずらし、体をのけ反ります。

腕ひしぎ逆十字固めの完成!!

意味がわからない人は『腕ひしぎ逆十字固め』で検索してください。

極められた子はギリギリまで粘りますがタップ。

勝利をおさめた少年は雄叫びをあげます。

この少年が後のボクサー、アドニス・クリードなのです。

じゃあ、なぜ腕ひしぎ逆十字固め?

3.感想

まさかこう来るとは・・・。

ロッキーシリーズはファイナルで終わったと思っていましたが、このような続きがあるとは。

しかも、ロッキー・バルボアがアポロ・クリードの息子を育てるなんて。

それだけでワクワクします。

そして観終わったら涙腺崩壊。

すばらしかったです。

アドニス・ジョンソンはアポロ・クリードの愛人の息子でした。

母親は、彼を生んだ後に亡くなり、里子に出されます。

そして、アポロの妻だったメアリー・アンに引き取られるのです。

アドニスことドニーは、自分の存在価値が見出だせませんでした。

彼の父親アポロ・クリードが偉大すぎるからです。

ドニーが自分の存在価値を見付けるにはどうすればよいか?

父親と同じボクシングで、自分という存在を世間に刻み込むしかないと考えたのです。

ドニーが過去のロッキーVSアポロの試合を観ながら、シャドーをするシーンがあります。

その時の彼は、アポロを攻めるロッキーと重なり、同じ動きをしています。

「親父を越えてやる!!」という意志の表れでしょう。

ドニーはアポロが所属していたデルファイ・ジムへ向かいます。

しかし、デルファイ・ジムは彼を受け入れませんでした。

アポロは試合で亡くなっています。(ロッキー4)

デルファイ・ジムにとってドニーは悪く言えば疫病神。

良く言えば、父親と同じ目に合わせたくないのでしょう。

その後、ドニーはロッキーの経営するレストランを訪ねます。

ロッキーに会い、ボクシングを教えてほしいと依頼をするドニー。

しかし、ロッキーは断ります。

彼はもうボクシングに情熱がなかったのです。

この時に話をしていた“三度目の対戦”というのは、ロッキー3のラストの事ですね。

あれはアポロが勝ったのですね。

ドニーは、ロッキーに教えてもらったマイティ・ミッキーのボクシング・ジムで練習する事にします。

そこにフラッと現れるロッキー。

彼は、ドニーにボクシングを教える事を承諾するのです。

ロッキーは、なぜドニーを教える事を承諾したのでしょうか?

彼は、ポーリーとエイドリアンのお墓参りをしています。

2人は彼にとって大切な存在。

そして、アポロも大切な存在だと気付くのです。

アポロは、ロッキーがポーリーを亡くした時に救ってくれました。

彼に恩返しをする時が来たのだと考えたのでしょう。

こうして、2人の挑戦が始まります。

そして、もう1人ドニーにとって大切な人が現れます。

ビアンカです。

彼女は進行性の難聴を患っている歌手です。

いずれ聴こえなくなってしまうのに歌う彼女に、ドニーは「なぜ歌を?」と質問します。

ビアンカは「生きてるって実感できる」と答えます。

ドニーはそんな彼女に自分を重ね、親近感を抱くのです。

そして、ロッキーも戦いを余儀無くされます

ガンを患うのです。

治療をしながら、ドニーの特訓を行う事になります。

父親の名前と無敗のチャンピオンに立ち向かうドニー。

ガンに立ち向かうロッキー。

進行性の難聴に立ち向かうビアンカ。

3人は固い絆で結ばれます。

ドニーは家族を求めていました。

彼は父親を知りません。

ロッキーを父親だと思っているのでしょう。

こうして、アドニス・クリードVSリッキー・コンランの試合が始まります。

ドニーのパンツは前に“クリード”、後ろに“ジョンソン”と入った星条旗の柄です。

アポロも星条旗のパンツでしたよね。

2つの名前を背負ったドニーは戦います。

そして、彼が言った「俺は過ちじゃない」

ドニーはアポロの愛人の子供です。

ニュースで「アポロの過ち」だと言われました。

ドニーはチャンピオンを破り、世間に自分はアポロの息子だと認めさせないといけないのです。

それが自分の存在価値になるのです。

結局、試合はギリギリのところで負けてしまいました。

しかし、世間にアポロの息子アドニス・クリードという名前を刻み込みました。

ラストもよかったですね。

“あの場所”へ2人で向かうのです。

ロッキーでお馴染みの早朝ランニングで駆け上がるあの階段です。

年齢を重ねガンにもなったロッキーは、もう、休みながらでないと上がれません。

そして、階段の上からフィラデルフィアの街を2人で見下ろすのです。

世代交代を象徴する場面です。

ロッキーの時代は終わりを告げ、クリードの時代になったのです。

素晴らしいエンディングでした。

ファイナルで戦ったロッキー・バルボアも良かったですが、次世代にバトンを渡して物語を終えた今作はもっと良かったです。

またロッキーの人生を1から観なおしたくなりました。

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