ナイトクローラー

「ナイトクローラー」を観ました。

ナイトクローラー – Yahoo!映画

1.はじめに

みなさんはパパラッチをやりたいですか?

わたしは無理です。

なぜならば、猛スピードの運転が怖いからです。

マリオカートでも安全運転のわたしでは、到底無理でしょう。

今回は、狂気のパパラッチの物語“ナイトクローラー”です。

2.あらすじ(妄想スパイス入り)

夜、車を停め、金網を大きなハサミで切る男がいます。

ルイス・ブルームです。

切り取った金網を売り飛ばすつもりなのです。

そこへ警備員の車が近付いてきます。

ルイスは慌ててハサミをトランクに投げ入れ隠します。

「何している?」

車から警備員が降りてきて、ルイスの顔をライトで照らします。

「迷った」

ルイスはごまかします。

「立ち入り禁止だ」

「本当?標識がないから」

「あちこちにある。あれを見てみろ。“このはしを渡るべからず”と書いてあるだろ」

「橋は渡っていない」

ルイスは弁解をします。

しかし、警備員は追求の手をゆるめません。

「うそつけ!!橋ではなく端を渡ったと言ってごまかすつもりだろ!!」

「う・・・」

ルイスは言葉に詰まります。

「ちくしょー!!」

ルイスはいきなり警備員を逆さに持ち上げます。

外灯に照らされたその姿はキン肉バスターの構え。

そのままルイスはジャンプ!!

ズガーン!!

警備員は「ぐはっ」と倒れます。

ルイスは、悠々と金網を奪って逃げていきます。

金網を売ってもあまりお金にならない事を知らずに・・・。

3.感想

怖い作品でした。

ルイス・ブルームはサイコパスのように感じました。

人を人だと思ってなく、モラルが著しく欠如しているのです。

部下のリチャードにもこう言われます。

「もっと人の気持ちを考えろ。人間扱いするんだ。お前の問題は人間を理解していないところだ」

また、ルイスは自分の事を人間嫌いだとも言っています。

そして、ルイスは交渉上手です。

話の流れで、相手の弱点をつき、自分が優位だと持っていきます。

そのうちに、自分と手を切ると、損をすると思わせるのです。

ある意味、自分を持ち上げるのです。

もともとルイスはコソ泥でした。

ひょんな事から、パパラッチの仕事に出会います。

事件や事故の映像が高く売れる事を知ったのです。

そして、パパラッチを始めます。

道具も盗んだ自転車を売って揃えます。

初めはメイハム社のローダーに先を越され、なかなか上手くいきません。

しかし、警察無線の傍受を始め、コードなどを解析して先回りができるようになります。

こういうところは勉強熱心なのですよね。

そして、ニーナと出会います。

彼女はロサンゼルスで最低視聴率の局の深夜番組のディレクターです。

しかも2年契約で、2年目に入ります。

これからのキャリアを考えても、視聴率が欲しいのです。

彼女は、視聴率が取れる事件とはどんなものかわかっていました。

それは、『郊外に忍び寄る都市犯罪』です。

被害者が裕福な白人で、犯人は貧困者かマイノリティな人が望ましいと考えています。

彼女にとって、刺激的で視聴率が取れる映像を持ち込むルイスは、魅力的な存在でした。

お互いの利害が一致しました。

そんな時にグラナダヒルズの強盗殺人が起こります。

ルイスは、警察より先に現場に到着して、逃亡する2人組の犯人を撮ります。

そして、現場の住居に入り、被害者の遺体をを撮るのです。

ルイスが怖いのは、どの現場でも無表情で撮影するのです。

救命活動や救急車に連絡も行わず、淡々と撮るだけです。

なんの感情も表しません。

どこか壊れていますよね。

この強盗殺人の映像をニーナに売るのですが、犯人のシーンはカットしています。

そして、ルイスは逃亡した車のナンバーから犯人を割りだし、見つけます。

彼はリチャードを連れて犯人を尾行します。

なぜ警察に通報しないのか?

ルイスは、より刺激的な映像を撮ろうとしていたのです。

犯人が、人がたくさんいる所に紛れるのを待っていたのです。

そこで警察を呼び、銃撃戦が起こればたくさんの死傷者が出ます。

それを撮影すれば、映像が高く売れると考えていたのです。

恐ろしい・・・。

ルイスの狙いは的中しました。

犯人が中国料理店に入ったところでカメラをセッティングします。

そして、警察を呼び、銃撃戦が起こります。

犯人の1人は死亡し、もう1人は車で逃亡します。

当然、中国料理店の中ではお客さんも巻き添えになり、警官にも死傷者が出ました。

ルイスとリチャードは、逃げた犯人とパトカーのカーチェイスを追いかけます。

猛スピードのカーチェイスは当然事故にあいクラッシュします。

車から降りたルイスはカメラを構え、横転している車の中の犯人に近付きます。

そしてリチャードに呼びかけます。

「死んでいる。撮ってくれ」

カメラを持って近付くリチャード。

犯人を撮ろうとした瞬間、銃殺されるのです。

なんと犯人は生きていたのです。

その様子を離れた所から撮っていたルイス。

これは、自分に逆らい始めたリチャードを殺すためのルイスの策略だったのです。

犯人が生きており、抵抗する意思を感じ取ったので、リチャードを呼んだのです。

その様子を無表情で撮り続けるルイス。

もう狂気ですよね。

そして、その狂気はニーナにも宿ります。

この強盗殺人の被害者の家からコカインが発見されました。

麻薬がらみの殺人だったのです。

しかし、この事実はニュースでは流さないと判断します。

なぜならば、視聴者の好む被害者が裕福な白人で、犯人は貧困者かマイノリティという物語が崩れてしまうからです。

彼女もルイスに感化されてしまったのでしょう。

ルイスは警察の取り調べを受けます。

警察も、彼がこの一連の事件の流れを作った事はわかっています。

しかし、逮捕はできません。

証拠がないのです。

映像も、偶然居合わせて撮影したと言い張られたら、それ以上はどうしようもありませんから。

ルイスは、ビデオ・プロダクション・ニュースというニュース配信の会社を設立していましたが、それを大きくして活動を再開します。

しかし、彼はいつか破綻をしそうな気がします。

あと、ひとつ気になったのは腕時計です。

ルイスは、オープニングで警備員から奪った時計をずっとしています。

その時計をはめた夜、事故に出くわし、彼のパパラッチ人生が始まりました。

彼にとって人生が好転したのです。

けっこうルイスは、縁起を担ぐのかもしれませんね。

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